関節リウマチの看護で、患者に注意してもらいたい点

関節リウマチの治療の中心は、薬物療法になりますが、日常の生活などにも注意が必要です。看護師は、患者の気持ちや現在の状態に配慮しつつ、指導することも大切です。患者にとって、関節リウマチは、一生付き合っていく病気になります。そのため、まずは薬の処方を必ず守ってもらう必要があります。患者の中には、良くなってきたからと薬を止めたり、勝手に減らす人もいます。逆に多く飲む人もいます。また、悪気はなくても飲み忘れや、飲んだことを忘れてもう一度飲んでしまう人もいます。リウマチで使用する薬は、副作用に注意しなくてはならない薬であるため、処方通りに飲まなくてはいけません。自身で薬の管理ができない場合は、家族の人がしっかり管理する必要があります。

さらに、リウマチの薬には、妊婦が使えない薬もあります。また妊娠を希望する人にも、その期間使うことができません。その場合は薬を変更しなくてはいけません。喫煙も、治療に影響してしまうため、禁煙してもらうようにします。また、バランスのいい食事や、適度に体を動かすことも大切です。症状の悪化に繋がる体調不良やストレスが溜まらない生活を送ることも重要です。患者は、一生付き合っていく病気に対して将来や結婚、出産などに関しても不安を抱えています。患者が前向きに病気と向き合っていくかどうかが、治療に大きな影響を与えます。看護師は、患者に寄り添い精神的な面でもサポートするようにしましょう。そのほか配慮すべきポイントについては『リウマチ科の看護師になる』を参考にしてみてください。